2018年11月13日火曜日

平成30年度国際地域開発学科タンザニア研修③

今年度のタンザニア研修の様子はこれで終わりになります。

8日目:8月27日(月)
今日は前回・前々回と同様にミクミ国立公園で東アフリカに生息する動物と人とのかかわり、国立公園と観光資源について学習しました。
密猟に対するタンザニア政府の取組、観光資源の活用による経済政策など、タンザニアの国立公園に関連する事柄には多くの勉強すべきことがあります。こうした事柄を勉強したうえで、野生動物を観察すると単なるサファリツアーとは異なった収穫があるものです。
前回や前々回と同様、国立公園に入園するとインパラ、ヌー、シマウマ、バッファロー、キリン、ゾウなど多くの草食動物を観察することができました。ただ、前回と前々回は生息頭数の少ない大型の肉食動物を観察することはできませんでした。今回も観察できないかなと思っていたのですが、三度目の正直で野生のライオンを観察することができました。
それはともかく、重要なのは野生動物を観察することではなく、短時間とはいえタンザニアの国立公園に滞在することで、学生自身に自然保護などの問題を考えてもらうことです。そういった意味では今回も研修自体は成功したといえるでしょう。












 9日目:8月28日(火)
今回もこれまでの研修と同様にモロゴロにある国立ソコイネ農業大学を訪問しました。これまでは持続的農村開発センターにお邪魔をしていましたが、開発センターが人文社会学部に改組されたため、今回はソコイネ農業大学人文社会学部をたずねました。といって使用している建物や研究室は変わっていないため、前回と同じようなセミナーになりました。今回も同学部のンセンガ博士より農村開発の実情について説明を受けた後、試験農場の見学をさせていただきました。陸稲の耐乾性についての試験、矮性マンゴーや矮性パパイヤの品種育成試験など、熱帯地域ならではの試験を間近で見ることができました。
セミナーの後はソコイネ大学を後にし、ダルエスサラームへ戻ってきました。



ソコイネ農業大学のンセンガ博士と圃場を見学しました

10日目:8月30日(木)
ダルエスサラーム市内で買い物をした後、郊外の海沿いの村に行きました。前回と同様、イスラーム世界とインド洋交易について考えてもらうためです。東アフリカの沿岸部は、歴史的にアラブ世界と深いかかわりがあります。タンザニアの国語であるスワヒリ語もアラビア語とアフリカ大陸の言語であるバンツー諸語が混ざってできた言語です。このため、東アフリカの沿岸部はアラブ文化の影響が強く、内陸部とはやや異なった文化が存在しています。植生も沿岸部と内陸部では異なります。今年もこうした背景を意識しながら、世界とアフリカ大陸の繋がりについて勉強しました。









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