2018年4月15日日曜日

平成30年度新入生オリエンテーション②

前の記事の続きです。

今回の昼食は返却できる容器での提供となりました。「ごみ拾いをしに来て、ごみを出したくない」というこちらの要望に応えていただき、かつ学生に嬉しいメニューを考えてくださった株式会社山不二さま(http://www.yamafuji-foods.co.jp/)のご協力に感謝申し上げます。


さて、後半はごみの分類です。集めたごみをいったん袋から出し、それらを細かい項目ごとに分けカウントしていきます。山のようなごみを前に悲鳴が聞こえましたが(「こんなに拾うんじゃなかった・・・」とつぶやいた教員がいたとかいなかったとか?)、いざ分類作業に入るとみな集中力を発揮。大量の、しかも細かい細かいごみまでもみるみるうちに分類、カウントされては不燃・可燃に分別されていきます。




最初は、長靴やマスク、お店ののぼりなどの「いかにも」なごみが目につきますが、大部分を占めるのはお菓子や食品の入っていた個包装の袋なのです。
「自分もつい捨ててしまっていたかも」「風で飛んでもそのままにしてたよね」
そんな感想がこぼれていました。

この日回収したごみは総数5834個!
大きいものは鉄筋、長靴から、小さいものは飴の個包装の袋まで、がんばって集めました。午前中だけでもこれだけのごみ、特にプラスチックの袋ばかり。どれだけのプラスチックが海に流れ込み、回収できなくなっているのでしょう・・・。後日のアンケートではこの問題に改めて関心を持った学生も少なくありませんでした。

集計したデータは一般社団財団法人JEAN(http://www.jean.jp/)経由で世界共通のデータベースに記録されます。また、今回ごみ袋の提供とトングの無償貸与をしてくださった公益財団法人かながわ海岸美化財団さんのHP(http://www.bikazaidan.or.jp/)にレポートを載せていただきます。


今回の活動は、これから4年間学ぶキャンパスのある藤沢市に愛着を持ってほしい、そして学科で学ぶ大きなテーマである「環境」と自分の暮らしとの接点を感じ取ってほしいという思いから企画されました。そしてなにより、一緒に活動することで交流を深めてほしいという気持ちがありました。
これから4年間、様々な体験をとおし、自分なりの「世界」を見つけましょう!

2018年4月14日土曜日

平成30年度新入生オリエンテーション①

4月14日、2018年度国際地域開発学科に入学した新入生による「国際海岸クリーンアップ作戦@江ノ島」を実施しました。

「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup : ICC)」とは、アメリカから始まった「ごみを拾い、それらを分類・記録する活動」です。蓄積されたデータは広く公開され、例えば、企業がモノを作るときにごみの出にくい素材を考える参考にしたり、データをもとに政府・自治体が海洋保全にかんする政策を決定するなど、水辺のごみ問題の根本的解決に利用されます。
折しも海洋中の微小なプラスチック粒子「マイクロプラスチック」が生態系に大きな影響を与えるとして注目されています。この活動は、学生一人ひとりが、学科で学ぶテーマのひとつである「環境問題」と自分の生活とのつながりを考えるきっかけになってほしいとの思いで企画されました。



「春の嵐」との予報を吹き飛ばしたような晴天の下、ごみ拾いが始まりました。最初は戸惑いがちだった学生たちも、きれいにみえる砂浜にも実は細かいごみが散乱していることに気が付くと、あとはそれぞれ自主的に作業に打ち込んでいました。




海藻に絡まった大小さまざまな食品の包装材を一生懸命拾い集める班。
砂浜に埋まった大きな布を掘り返す班。
陶器やガラスを「子供が裸足で走っているのに」と憤慨しながら拾う班。
「なぜここに、こんなごみが集まってるの?」と考えている班もありました。中には昼休憩を呼び掛けても「まだいっぱいある、気になる」となかなか切り上げなかった学生たちも。どの班も袋いっぱいのごみを抱えていったん休憩となりました。


2017年12月6日水曜日

授業でのタブレット端末の利用

 国際地域開発学科では平成26年(2014年)から学部新1年生全員にタブレット端末を配布し、4年間の授業や卒業研究で活用してもらっています。平成29年度は1年生全員にiPadを配布しました。
 近年、大学では講義室で先生の話を聞く講義だけでなく、学生自ら発言をしたり、グループで意見をまとめたり、調べたことをプレゼンテーションする形式の講義も増えてきています。もちろん最初は戸惑うと思いますが、慣れてくれば先生の話をただ聞くだけの講義より自分が参加する授業のほうが、集中できてあっという間に時間が過ぎるように感じるという意見も聞かれます。また、教員や周りの人が結構サポートするので人前での発言が苦手な人も慣れてくればむしろ人前で自分の意見を述べることが得意になったという声もあります。
 話は変わりますが、IDSではこうした講義に積極的にタブレットを活用しています。講義室のWiFi環境も整備されつつあり、IoTを活用しながらの講義がすすめられています。
IDSは、学科に関連する学問的な専門的分野についての教育にはもちろん、社会人になってから役に立つスキルを身につける教育にも力を入れています。こうした授業を受けた卒業生は、これから社会でどのような活躍ができるか今から楽しみです。

・・・と書きましたが、実はこの様な授業をするためには大学の先生側も勉強しなければいけません。特に日々発達するテクノロジーに置いてけぼりにならないようにするために、IDSの教員はタブレット端末の有効活用に関する勉強をしています。教員と学生が一緒に勉強するのがIDSの少人数教育です。



iPadを活用した1年生向け少人数授業(スタディスキルズ)の様子

2017年10月27日金曜日

長後地産地消プロジェクト

国際地域開発学科は、藤沢市長後の地産地消プロジェクトという、地元でとれた農産物を地元で消費するプロジェクトに協力しています。具体的には長後の農家さんと協力して黒米を生産し、これを長後周辺の学校の給食として消費してもらっています。地産地消は地元でとれた農産物を地元で消費するため輸送コストがかからないメリットがあるだけでなく、地元の産業(農業)を近くに住んでいる人に理解してもらうことにもつながります。

私たちが農家さんと一緒に栽培した黒米は黒いお米で古代米とも呼ばれています。現代は白いお米が一般的ですが、江戸時代までは赤や紫、黒いコメもたくさん存在していました。色のついたお米を調理すると、色のついたご飯やお餅ができます。黒米を給食で提供することは地産地消だけでなくお米の勉強にもなります。

毎年、学生が黒米の稲刈りを手伝っています。稲刈りは農業実習の授業ですでにやったこともあり、だいぶ手刈りの作業効率も上がってきました。刈り取ったイネは稲架(はさ、はざ)にかけられ天日で乾燥させてから給食に提供されます。





2017年9月23日土曜日

平成29年度国際地域開発学科ミャンマー研修③

7日目 ~インレー湖の産業と観光~
インレー湖では水上家屋で生活を営む人々が居住しており、その生活や産業を見学することができました。まず驚いたことは水上に広大な畑があり、これは湖底に根を張った水草を土台として湖の泥を積み上げて浮き畑を形作り、流されないように竹竿で水底に固定してできたものでした。そこでは、トマト、ナス、キュウリ、トウガラシなどの野菜が栽培されておりボートからこれらを見ることができました。漁法も独特で、網を仕掛けた釣鐘状の枠を湖沈め、湖底をかき回した時に浮かぶ魚を捕獲する伏せ網が行われていました。
この他に葉巻と織物の工房を見学することができました。葉巻は1本1本が手巻きであり、丁寧に作られていました。働いている人は全員が女性であり、私と年の近い少女も葉巻を作っていました。織物工房では、蓮の茎の繊維から糸を紡ぎ、蓮糸を着色し織り上げていく様子を見学することができました。織物工房も働いている人のほとんどが女性でした。とても手間がかかっており、蓮糸100%の織物は高価で売られていました。







8日目、9日目 ~ヤンゴン市内視察~
 国内線でヤンゴンへ移動し、アウンサンマーケットやシュエダゴン・パゴダを視察しました。仏陀の頭髪が収められているというシュエダゴン・パゴダは、多くの参拝者で賑わっていました。内部は石畳で清掃が行き届いていました。これは参拝者がボランティアで清掃活動を行っている為で、仕事終わりに職場全員で清掃に来ることもあるそうです。ミャンマーの方々の信仰心の深さが伝わってきました。

  


  ミャンマー研修の報告は以上となります。今回の研修では人々との交流や暮らしの状況を知ることができ、様々な経験をすることができました。これらの経験を今後の学生生活や進路に活かしていきたいです。

2017年9月22日金曜日

平成29年度国際地域開発学科ミャンマー研修②

4日目 ~小中学校・寺院訪問と交流会~
 4日目はカロ―の小中学校と寺院を訪問しました。小中学校では子供たちと交流し楽しい時間を過ごしました。子供たちは言葉が通じず初めのうちは恥ずかしそうにしていましたが、一緒に遊ぶうちに打ち解けてくれました。寺院ではお坊さんのありがたいお言葉を聞いた後、歌と食事でもてなしていただきました。夜はこの日に交流した方々をお招きして私たちが作った日本食を食べていただきました。 






 
 


 5日目、6日目 ~トレッキング~
 カローからインレー湖に向かうまでトレッキングを行いました。初日は約35キロを6時間かけて、2日目は約4時間歩きました。コースは雄大な棚田やトウモロコシ、トウガラシ、ショウガ、陸稲の畑の脇を通り農村、樹林帯を進んでいきました。幸いにも天気に恵まれ雨具は不要でしたが、前日までの大雨で足場の悪い難所が多数できていました。夜は村で民泊という貴重な体験ができました。









2017年9月21日木曜日

平成29年度国際地域開発学科ミャンマー研修

国際地域開発学科では、2017年8月20日から8月30日までミャンマー連邦共和国で海外研修を実施しました。その様子をお知らせいたします。

1日目 ~ダマ大学との共同ゼミの実施~
 ダマ大学との共同ゼミは、学生同士で交流し異文化の理解を深めるという目的のもとに開催されました。私たちは2人1組でペアを組み、それぞれが決めたテーマについて英語でプレゼンテーションを行い、その後ダマ大学の学生と内容について議論しました。また、ダマ大学側から民族の紹介のプレゼンテーションもありました。ダマ大学はキリスト教の大学ということもあり様々な少数民族の学生が集まっています。そんな大学の特徴を生かしてのプレゼンはとても興味深いものでした。





2日目 ~カロー市場見学~
 2日目はヤンゴンから国内線を利用しカローヘ移動しました。カロ―では常設市場を見学しました。市場では日用品、衣類、生鮮食品、穀物、香辛料など様々なものが売られておりとても賑やかでした。ここでは噛みたばこに挑戦したり、食べるお茶を味わったり、地元の人の生活に少し触れられたような気持になりました。

  




3日目 ~タウヨー村の調査~
 この日はタウヨー村で農村調査を実施しました。カロ―からトエラジと呼ばれるトラクターのエンジンを利用した車に乗り、小一時間細い山道を走った場所に村はありました。この村は引率の先生がこれまで社会調査を実施してきた場所で、村に入ると村の方が私たちをお茶とお菓子でもてなしてくださいました。村では主にチャとミカンを栽培しており、山の斜面が切り開かれ、大規模な畑になっていました。村の方に話を聞いてみると、ミカンの栽培方法をほとんど知らないまま畑を広げており、木が枯れてしまった場所もあるとのことでした。






   夕方にカロ―に戻り、夜は家庭料理をごちそうになりました。どの料理もとてもおいしく、食べきれないほどたくさん作っていただき感謝の気持ちでいっぱいになりました。